デベロッパたちは異口同音に、Androidのいちばんイヤなところは、アプリケーションの海賊版をあまりにも簡単に作れることだ、と言う。いかがわしいサイトからわざわざ海賊版をダウンロードする必要もない。アプリケーションを買う。SDカードにコピーする。アプリケーションを返品する。それだけだ。
その新しい方式は、一見とても簡単なようだ。ただしアプリケーションのコードを少々変更するから、既存のアプリケーションはアップデートが必要だ。デベロッパはGoogleが提供するライブラリを手に入れ、そのライブラリを使ってAndroid Marketに、ユーザのライセンスステータスを求めるリクエストを送る。するとMarketはデータベースを調べて、そのユーザが実際にそのアプリを買ったことを確認し、詳しい情報をアプリケーションに送り返す。〔下の図中、青いMarket AppはユーザのAndroid機上のAndroid Marketアプリケーション。それが、ライセンスサーバと通信する。〕
デベロッパはこのシステムを無料で実装でき、Android Marketのバージョン1.5以上が動いている機種(==ほとんどすべての機種)なら正しく使える。
サーバを使う認証は前からあるし、海賊版防止のためにもよく使われている。それに、有能なハッカーがその気になったら、簡単に破られる。でもこれは、何もないことに比べれば相当にベターだ(デベロッパもパブリッシャーも、一応は安心できる)。